半導体覇権をめぐりサムスン・アップル・インテル3社の三つ巴が激化

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半導体覇権をめぐりサムスン・アップル・インテル3社の三つ巴が激化

サムスン電子は今年第2四半期、半導体部門の売上197億ドル(約23兆2164億ウォン)を達成し、196億ドル(約22兆3915億ウォン)を記録したインテルを僅差で追い越し、世界最大の半導体メーカーの座を守った。しかし半導体覇権をめぐるサムスン·アップル·インテル3社の三つ巴は半導体大乱の中でさらに激しくなる見通しだ。韓国メディア毎日日報が報じた。

英経済専門誌エコノミストは20日、特集記事で「世界的な半導体覇権戦争が深刻化している」とし、「サムスン電子のイ・ジェヨン副会長が表に出ないようにするスタイルとされているが、成功を収めるためには『情け容赦ない(ruthless)』という側面を発揮しなければならない」とし、イ副会長の積極的な経営行動が必要だと分析した。

サムスン電子に主要半導体を依存していたアップルは前日、独自設計した最新半導体「M1 Pro」と「M1 Max」を公開した。インテルも果敢な投資を通じて7ナノ中央処理装置(CPU)生産に加え、一度は諦めたファウンドリ(委託生産)分野に再挑戦すると発表した。

アップルが今回公開した「M1 Pro」と「M1 Max」はアップルの「Aチップ」をマックブック用途に改良したチップで、現存するCPUの中で最も速い演算速度を備えたチップと把握されている。

新型M1チップは1秒当たり11兆回の演算が可能だ。サムスン電子からアプリケーションプロセッサー(AP)を購入していたアップルが「脱サムスン」を宣言してから約10年ぶりにCPUを独自制作する段階にまで達したのだ。アップルのCPU生産は台湾メーカーのTSMCが担当しており、サムスン電子やSKハイニックスは排除される。

インテルのパット·ゲルシンガー最高経営責任者(CEO)は最近、現地メディアとのインタビューで、「石油埋蔵地は神が決めたが、半導体工場をどこに置くかは我々が決めることができる」と、露骨に米政府に補助金を要請した。

半導体の設計はクアルコム、AMD、MVIDIAのような米国企業が行っているが、実際のチップ生産はサムスン電子が多くを占めるという点を多分に意識した発言だ。

ゲルシンガーCEOは「われわれが米国により大きく速い半導体工場を建てることができるよう助けてほしい」とし、米国政府に補助金の支給を促した。インテルは現在、アリゾナに200億ドル(約23兆ウォン、約2兆2891億円)を投資し、新しい半導体工場を拡充している。

米上院はすでに今月6日、米国内で半導体製造に520億ドル(約61兆3600億ウォン、約6兆円)を支援する案を盛り込んだ「米国革新競争法」を可決している。

一方、イ・ジェヨン副会長は、来月初頭、米国出張の途につく見通しだ。財界の関係者によると、これまで就職制限をめぐる議論を意識して対外活動を自重してきたイ副会長だが、今回の訪米を通じ、サムスン電子のファウンドリ工場敷地の確定や投資議論などを進めるものと予想される。

参考記事:グローバル企業に半導体独自開発の動き…韓ファウンドリに好機となるか
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