SKイノベーションのEV電池分離膜工場が本格稼働、旭化成などを追う

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SKイノベーションのEV電池分離膜工場が本格稼働、旭化成などを追う

SKイノベーションがリチウムイオン電池分離膜(LiBS)の新工場で稼働を本格化させたようだ。韓国メディア・ジイレックが報じている。新工場は忠清北道曽坪にある。
同報によると、17日、SKイノベーション素材子会社SKアイイーテクノロジー(SK ie technology)は同工場の試験稼動を終え、今月から本格的に量産に入ったという。分離膜の生産量はこれまでの年産3億6000万㎡から5億3000万㎡に拡大したという。来年には中国常州、再来年にはポーランドシレジア工場が増設されると、分離膜の生産量は、年産12億1000万㎡になるという。

しかし、業界1位と2位を走っている日本の旭化成、中国のSEMCORP(上海恩捷)を追撃するには力不足であると指摘。現在、旭化成へ年9億㎡、SEMCORPは15億㎡もの分離膜を製造しているが、両者とも増設を計画しているためだ。旭化成は2021年に分離膜の生産量を年15億5000万㎡に高めるとし、SEMCORPに至っては来年に28億300万㎡まで増やす計画。
同報では、SKイノベーションが追加投資に乗り出すいう業界筋の分析を紹介。最近、自動車メーカーの電気自動車(EV)生産計画が発表が相次ぎ、バッテリの需要がそれだけ増えているという理由のもの。市場調査会社SNEリサーチによると、2023年の電気自動車のバッテリーの必要量は916GWhに達するが、バッテリーの供給量は776GWhに留まるという。一般的に、電気自動車のモデル一つに対し、年1億㎡の分離膜が必要であるという。そのため自動車メーカーが電気自動車モデルを増やす度に分離膜の需要も高まるようだ。

SKアイイーテクノロジーはSKイノベーションの100%子会社であり、今年4月に設立されたばかりだ。主な事業はLiBSとFCW。リチウムイオン電池の核心素材であるLiBS(リチウムイオン電池分離膜)事業は、忠清北道曽坪・清州生産工場に加え、中国常州とポーランドシレジア州に新規投資を決定するなど、海外生産拠点の確保を介してグローバルなプレゼンスを強化してている。また、フォルダブルディスプレイ用フィルムであるFCWも本格的な量産を控えている。


 
 
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