LCDパネル来年は中国がシェア50%超か、韓国勢は次世代ディスプレイに

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LCDパネル来年は中国がシェア50%超か、韓国勢は次世代ディスプレイに

世界LCD(液晶表示装置)TVパネルの生産量で中国のシェアが、来年50%を超えるという予想が出ている。過去に同シェア1位を誇っていた韓国は20%未満に低下すると思われる。市場調査会社IHSマークィットの調査をもとに韓国各紙が報じている。IHSによると、LCD TVパネルの出荷量は昨年の2億8900万台から今年は2億8400万台に減る見込みであり、来年には2億6500万台まで減少すると予想される。LCD TVパネルの供給過剰による価格下落で、韓国と台湾のディスプレイメーカーが生産量を減らすのに対し、中国企業は生産能力の拡大に乗り出しており、市場シェアの変動があると予想。
IHSは、今年48%と予想されている中国企業のシェアが来年58%に上昇すると分析した。一方、韓国企業のシェアは26%から17%に縮小されると予想した。
ピーター数(Peter Su)IHSマークィット首席研究員は、「中国が大型LCD TVパネルを生産して以来、韓国と台湾企業が激しい競争に直面した」とし「現在の傾向を見ると、韓国のLCD TVパネルメーカーは、最終的にはLCD事業から離れ、中国の競合他社に市場シェアを与えるかもしれない」と述べた。
本誌(コリアエレクトロニクス)が業界関係者から聞いたところでも、サムスン電子、LG電子ともに、現在はOLEDなどの次世代ディスプレイに邁進しており、LCDは中国企業がシェアを伸ばすとの見通しを示していた。政府からの潤沢な補助金を受ける中国企業との競争には太刀打ちできず、次世代型に向かうしか道がないという見方があると同時に、次世代ディスプレイの方が利益率が高いという狙いもあるものと思われる。
IHSによると、企業別では、中国のBOEが19%で1位となり、韓国のLGディスプレイ(15.4%)、台湾のInnolux(15.3%)の順となった。IHSはBOEのシェアが来年には21%に成長する一方、LCD TVパネルのシェア5位圏内にBOE、CSOT(16%)、HKC(12%)などの中国企業3社が含まれると予想した。


(写真=iStock)


 
 
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