サムスンの第8世代LCD生産ラインを中国企業が買収か

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サムスンの第8世代LCD生産ラインを中国企業が買収か

中国の液晶表示装置(LCD)モジュールメーカー・Efonlong社(深圳市合丰泰光电)が今年半ば稼動を停止していたサムスンディスプレイの第8世代(1870㎜x2200㎜)LCDセル生産ラインの機器を購入したことが分かった。ジイレックが報じている。
Efonlong社は昨年9月に浙江省湖州市南浔区政府と「8.5世代超薄基板精密加工プロジェクト(G8.5超薄玻璃基板深加工项目)」契約を締結していた。 サムスンディスプレイ第8世代LCD生産設備の一部がここに入ると思われる。 湖州市の8.5世代生産ラインは、来年に工場を完成させ、2021年に量産予定。 ステップ1の投資額は160億元(約2500億円)という。
Efonlong社はすでにサムスンディスプレイ第7世代(1870㎜x2200㎜)生産ラインの中古機器の所有者になったと伝えられていた。 今年3月、中国広西チワン族自治区欽州市(钦州)の港では、地方政府高官が出席したなか、機器入港記念行事が開かれたという。 100億元(1562億円)を投じてサムスンディスプレイ7-1ラインの機器を取得しLCD生産ラインを作るとのこと。
業界関係者は、「第7世代生産ラインの撤去時、サムスンディスプレイの決定がかなり急だったため、ほとんど鉄スクラップとして処理され、一部の機器のみが売却されたと」とし「今回の第8世代の生産ラインの装置は売却目的で撤去が進められている」と述べたとジイレックは伝えている。
湖州市8.5世代ガラス基板の精密加工のプロジェクト締結式において南潯区政府は、中国銀行(中国银行)とローン受信契約(授信政银战略合作)を結んだという。 該当プロジェクトに対して、中国の銀行が300億元(約4680億円)を上限とした融資を約束したとのこと。
中国の事情に明るい別の業界関係者は「LCD業況が良くないのに、中国が生産ラインの投資を継続するのは、政治的な理由のため」とし「大規模な工事を介して雇用を増やし、地域総生産(GDP)を上げようとしている」とし 「名前がよく知られていない地方都市であるほど地域の銀行から資金を簡単に引っ張れる」とも述べたとジイレックは伝えている。


 
 
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