SKのEVバッテリー出荷急増、生き残りの勝負どころ

EV電池 企業

SKのEVバッテリー出荷急増、生き残りの勝負どころ

SKイノベーションの電気自動車(EV)バッテリー出荷量が急増している。前年度と比較して3倍以上に増えた。工場増設の効果が本格化したものと解釈される。
15日、バッテリーの専門市場調査会社・EVボリュームは、昨年SKイノベーションのバッテリーの出荷量が3.5ギガワット時(GWh)を記録したと発表した。中国の郭玄武(Guoxuan)を抜いて業界7位に上がることが確実視される。 年間バッテリー出荷ランキングでトップ10に入ったのは初めてだ。
ただしバッテリー搭載量基準では、8位(2.35GWh)にとどまるとみられる。
SKイノベーションのバッテリー出荷量が上昇した理由は、西山(ソサン)工場増設によるものとみられる。同工場の増設により生産能力を4.7GWhに高めたといわれる。 稼働率も90%水準まで引き上げた。 ハンガリーのコマーロム第1工場(7.5GWh)、中国の常州工場(7.5GWh)は、今年稼動予定であるため、来年のバッテリー出荷量はさらに拡大するものと予想される。
そのため、2021年には、AESCとサムスンSDIも射程圏に入ると予想される。 AESCは、日産自動車とNECのバッテリー合弁会社として出発したが、昨年、中国のエネルギー企業であるインビジョン(Envision)に売却された。 以後特段の増設投資が発表されていない。 サムスンSDIはハンガリーでの工場建設が行われているが、同工場の電池出荷量は8GWh内外と推定される。

2019年における電気自動車バッテリーの出荷1位は中国CATL(40GWh)が占めた。 2位はパナソニック(35.8%)、3位はLG化学(18.6GWh)が名を連ねた。 上位3つの企業が全体のバッテリーの出荷の60%以上を占めている。 上位5つの企業を加えると80%以上である。 韓国メディア・ジイレックによると、業界ではトップ5企業まで生き残り、残り業者は消える可能性が高いと分析する。同分析が正しければ、SKイノベーションのバッテリー事業は生き残るための勝負どころを迎えているといえる。

SKイノベーションは、米CES2020においてバッテリーの差別競争優位性を確保することができるとする同技術と素材を公開。 世界最高とするニッケルの製造方法でバッテリーのエネルギー密度を高め、効率を最大化して走行距離を飛躍的に高める陽極材NCM 9 1/2 1/2、NCM 811技術などを展示するなどしている。


 
 
あなたの感想をSNSでシェアする


この記事について、あなたの感想は?
  • 強い関心がある
  • 関心がある
  • どちらでもない
  • 関心がない
  • 全く関心がない