SKイノ専用の工場建設、正極材企業の韓国エコプロビーエム社

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SKイノ専用の工場建設、正極材企業の韓国エコプロビーエム社

韓国企業エコプロビーエム(ECOPRO BM)が、SKイノベーションの電気自動車(EV)バッテリーに使用される正極材の専用工場を作るようだ。韓国メディア・ジイレックが報じた。中国・常州、ハンガリー・コマーロム、アメリカ・ジョージアなどにあるSKイノベーションの海外バッテリー工場が今年から順次稼動に入る予定であり、正極材の確保を十分にしておきたいという考えのようだ。

同紙によると、エコプロビーエムは近日、浦項(ポハン)の迎日湾(ヨンイル湾)一般産業団地にSKイノベーション専用の正極材の新工場「CAM5-N」を着工するという。早ければ1四半期内に、本格的な工事が行われるものとされる。 SKイノベーション専用の正極材工場は今回が初めてだ。ニッケルの含有量が80%以上であるハイニッケル正極材CSG(ハイニッケル正極材商品名、ニッケル含有量80%以上)が生産されるとのこと。

正極材は、バッテリーの容量と出力を決定する最も核心となる素材であり、ニッケルの割合が高いほどバッテリーの効率が良くなる。

CAM5-Nは、2万9752㎡の敷地に3つの生産ラインで構成され、年算2万6000トンの正極材を作ることができるという。これは昨年10月に稼動を開始したCAM5と同じ規模だ。 CAM5の場合、ニッケル・コバルト・アルミニウム(NCA)の生産ラインが1本、CSGの生産ラインが1本で構成された。

今後、サムスンSDIの投資を受けて建設する計画であるCAM6は、年算5万トン規模が予想される。エコプロビーエムは、浦項のみで年算10万2000トンの陽極材を生産することになる。既存の梧倉(オチャン)工場(CAM4、CAM4-Nなど)は、多品種少量生産に焦点を合わせるという。

CAM5-Nが着工されたことから、CAM5のCSG生産ラインの稼働率も90%以上に高まる見通しだ。同紙によると、SKイノベーションは、増加する電気自動車バッテリーの受注に合わせ、エコプロビーエムに相応の量の正極材を発注したという。また、当初は生産ライン1本あたり月700〜800トンで設計されていたが、それでは十分ではない意見によって月最大1000トンにまで規模を増やしたとのこと。

昨年、韓国のハイ投資証券のジョン・ウォンソク研究員は「エコプロビーエムは積極的に生産能力(Capa)の増設投資を進めており、2022年に年間16万8000トン規模に生産能力が拡大され、日本の住友、ドイツのBASF、日本の戸田など競合他社の水準を超えるだろう」と予想した。


 
 
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