ポスコケミカルが昨年実績公表、証券会社は買い推奨

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ポスコケミカルが昨年実績公表、証券会社は買い推奨

ポスコケミカルは31日、昨年第4四半期および通年の実績を発表した。それによると、営業利益が899億ウォン(約82億円)で、前年比15%減少したことが分かった。売上高は7%増の1兆4838億ウォン(約1347億円)と暫定集計された数値が発表された。

ポスコケミカルは「正極材事業、合併の生産設備増設投資をもとに、エネルギー材料事業が大きく成長し売上高が増加したが、耐火物およびライムケミカルなど鉄鋼関連事業での市況鈍化とコスト増加の影響により、営業利益は減少した」と説明した。

エネルギー材料事業は、昨年2314億ウォン(約210億円)の売上を記録し、前年の909億ウォン(約83億円)より153%増加した。陽極材事業では、電気自動車のバッテリーのハイニッケル系製品の販売が大幅に増え、陰極材事業では、エネルギー貯蔵装置(ESS)火災などの市況低迷の余波も設備増設の効果と適用モデルの拡大で売上高が増加した。エネルギー材料事業が全体のビジネスに占める割合も前年の7%から15%に拡大した。

一方、ポスコケミカルは今年の事業計画と関連し、「エネルギー材料事業での大幅な販売拡大を通じて成長をより加速させ、既存事業でも充実した収益構造を確保していく」と述べた。

エネルギー材料事業は、今年、正極材を生産する光陽(クァンヤン)工場において3万トン規模まで増設される電気自動車用正極材の生産体制が本格的に稼動することになっており、中長期の受注物量確保により売上高が大幅に増加するものと見られる。負極材事業も新規顧客の確保を通じた販売を拡大する方針だ。ポスコは同日の実績発表後に行われたカンファレンスコール(電話会議)において「今年、正極材と陰極材の販売量は6万トン、売上高は7000億ウォン(約636億円)が予想される」とした。

耐火物事業は、原料の購入コストの削減と工程の革新などを通じてコスト競争力を高め、ライムケミカル事業は、化成品バリューチェーンを活用した高付加価値事業への進出に乗り出す計画だ。

韓国のNH投資証券は3日、ポスコケミカルによるLG化学への正極材供給契約の効果を評価し、目標株価を6万1000ウォンから7万ウォンへと高めた。

ビョン・ジョンマン同証券研究員は「ポスコケミカルは、最近LG化学と大規模な正極材の供給契約を結び、これにより生産量増設を続ける」とし「今回の契約で、ポスコケミカルはLG化学の二次電池事業のパートナーとしての地位を固めるものと見られる」と分析した。

また、「最近、日本との貿易紛争を見守ってきた国内電池メーカーは、国内企業が生産した素材を購入しようとする意志が大きくなっている」とし「ポスコケミカルは財務的にも安定し、投資余力、研究開発能力を備えており、パートナーとして遜色がない」と説明した。

同研究員はまた、「テスラの上海工場稼動本格化、中国でのエコカー補助金縮小の懸念の緩和、欧州エコカー発売の拡大などにより、今年の株式市場における二次電池の勢いは強くなるだろう」とし「二次電池材料企業とし成長するポスコケミカルの投資魅力度は上昇する見込みだ」と付け加えた。


 
 
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