SKイノへの正極材供給、原料の前駆体は中国GEMが供給か

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SKイノへの正極材供給、原料の前駆体は中国GEMが供給か

SKイノベーションが生産次世代電気自動車(EV)バッテリーの核心素材である正極材をエコプロビーエム(EcoProBM)から供給を受けることが公示されたが、この正極材に使用される主要な材料は、中国産になると予想される。

(参考記事「SKイノへの正極材供給を正式発表。4年2.7兆ウォン規模」)

(参考記事「SKイノ専用の工場建設、正極材企業の韓国エコプロビーエム社」)

4日、韓国メディア・ジイレックによると、エコプロビーエムは、中国GEMとバッテリー正極材の原材料であるフリーカーソル(前駆体)の長期供給契約の覚書(MOU)を締結したという。今年から2026年までに年間10万トン規模の前駆体を供給される条件である。ニッケル含有量80%以上のハイニッケル正極材用前駆体が対象である。ニッケルが正極材に多く含有されるとエネルギー密度を向上させることができる。電気自動車の走行距離の延長に有効だ。

ニッケル含有量90%である「NCM9½½(ニッケル・コバルト・マンガンの比率9:5:5)」が含まれていることが確認されたという。SKイノベーションが次世代正極材として掲げた製品である。昨年11月に稼動を開始したエコプロビーエム浦項工場(CAM5)1つの生産ラインで作られる可能性が高い。

SKイノベーションは、最近「NCM9½½」の生産準備に入っているといわれる。今年量産を開始すれば、業界初となる。ハンガリー北部コマロームに建設中のバッテリー工場が最初の生産地になると思われる。ここでは、年算7.5ギガワット時(GWh)規模のバッテリーを生産することができる。今年は、中国常州(7.5GWh)工場も稼動する予定だ。

欧州では、二酸化炭素の排出量を従来の130g / kmから2022年までに95g / km、2023年から62g / kmにまで下げるなどの環境規制が大幅に強化される。そのため、欧州の自動車メーカーは高性能バッテリーを必要としており、SKイノベーションはハンガリー・コマローム第1工場の隣に第2工場も建設中である。

エコプロビーエムはSKイノベーションのほか、サムスンSDIにも正極材を供給している。GEMは今回の契約により、サムスンSDIが主力で使用するハイニッケル正極材、ニッケル・コバルト・アルミニウム(NCA)前駆体の供給も明示したという。

前駆体は、電池コストの40%を占める正極材の生産に不可欠な素材だ。前駆体をリチウム化合物と、約1:1で混ぜ、ニッケル・コバルト・マンガン(NCM)正極材にする。

エコプロビーエムの親会社であるエコプロは、GEMと共同でエコプロGEM(EcoProGEM)という会社を設立し、韓国浦項に前駆体の生産工場を設立中だ。

(参考記事「韓国慶尚北道がEVバッテリー産業を積極育成、大型投資も相次ぐ」)


 
 
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