サーバー用DRAM、サムスンとSKの供給比率に変化か?

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サーバー用DRAM、サムスンとSKの供給比率に変化か?

サーバー用DRAM市況の回復をめぐって、サムスン電子とSKハイニクスとの間で、需要の見通しに差が現れている。これについて、サーバー用DRAMにおける両社の供給状況に変化が生じているという見方が出ている。

サムスン電子は、先月30日、2019年第4四半期の業績発表後カンファレンスコールにおいて、「サーバー用DRAMに需要改善の信号が出ているのは事実だが、需要反発を断言するには考慮すべき要素が多い」と述べた。

一方、SKハイニクスは、肯定的な展望を示した。 SKハイニクスも実績発表後カンファレンスコールにおいて、「サーバーの顧客がシステムのパフォーマンスを向上させるため、64GB(ギガバイト)以上の大容量DRAMモジュール搭載を増やしている」とし「サーバーDRAMのペイロードの増加速度が昨年より速い見込み」と予想した。

韓国メディアでは、このような両社の見通しの違いについて、ある見方が出ている。昨年、サムスン電子のAWS(アマゾンウェブサービス)向けサーバーDRAMに不良があったとされるが、そこを基点に、両社の状況が大きく変わったのではいかという見方だ。サムスン電子が供給してきたAWS向けのサーバーDRAMの一部がSKハイニクスに向かい、サムスン電子がサーバーDRAM市場での期待値を下げているという解釈である。

4日、デイリー韓国紙によると、業界関係者は「昨年下半期からデータセンター業者がサーバーDRAMの在庫補充を開始したが、サムスンがこの需要を十分に満たすことができずにいる」とし「これにより、サーバーDRAM市場におけるSKハイニクスとマイクロンの比重が大きくなっている状況だ」と述べたという。

AWSを子会社に持つアマゾンは、Google、マイクロソフト(MS)、Face bookなどと共に、グローバルサーバ市場を握る企業だ。業界によると、昨年のハイパースケール(高密度)サーバー市場においてアマゾンが占める割合は、30%を超えると推定されている。グーグル25%、MS 16%、フェイスブックが10〜15%程度だという。

AWSは、サムスン電子サーバーDRAMの最大の顧客だ。しかし、昨年、サムスン電子のサーバーDRAMに不良が生じて以後、SKハイニクスが反射利益を得ているようだ。SKハイニクスが代替量を引き受けた後から比重の変化が生じたものと推定される。

サムスン電子のサーバーDRAMは、昨年AWSに納品した10ナノ後半(1x)製品の一部で発生した。当時AWSはこれに関連するクレームをサムスン側に伝えたと報じられている。

ガートナーによると、今年、世界サーバー市場は前年比3.8%成長する見通しだ。アマゾン、グーグル、MSなどがデータセンターの投資を再開したとされる。

Amazonは、今年、データセンターの建設に積極的に乗り出す計画だ。外信によると、アマゾンは米国ニュオルバニーに4億ドルを投じて、4番目のデータセンターを構築する予定である。ニュオルバニーのデータセンターのために全13億ドルを投資することになる。


 
 
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