ソウルバイオシス社、マイクロLED売上早期可視化と発表

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ソウルバイオシス社、マイクロLED売上早期可視化と発表

ソウル半導体の子会社であるソウルバイオシス社(Seoulviosys Co., Ltd)が、マイクロLED関連事業を本格的に推進すると発表した。複数の韓国紙が報じた。

(参考記事:「ソウル半導体がマイクロLED量産へ」)

イ・ジョンドク同社代表は、17日にソウル汝矣島(ヨウィド)で開かれたIPOに伴う記者懇談会において、「マイクロLEDと紫外線(UV)LED、ビクセル(VCSEL)などの第2世代LEDの技術力で競合他社と差別化した」と述べ、「マイクロLEDは、サイネージとスマートウォッチの分野で最初の売上が発生するだろう」とし「サイネージ分野は上半期に売上高が可視化される」と明らかにした。顧客については明らかにしなかったという。

マイクロLEDは、100マイクロメートル(㎛・0.001㎜)サイズの超小型LEDである。従来のLEDの10分の1の水準だ。次世代ディスプレイ技術として注目される技術である。韓国メディア・ジイレックによると、ソウルバイオシスの親会社であるソウル半導体が開発した「マイクロクリーンLED」は、4K解像度42〜220インチTVを1つのピクセルに実装するという。ピクセル一つのR(赤)G(緑)B(青)のチップを転写した後、再び回路基板に実装するとのこと。親会社であるソウル半導体と、マイクロLEDチップの製造から転写およびモジュールまでの全工程大量生産システムを構築したという。

イ・ジョンドク代表は「今年からTVとモバイル、拡張現実(AR)、サイネージ市場におけるマイクロLEDの売上が発生するだろう」とした。

マイクロLEDの外販も拡大する計画だという。同代表は「マイクロLEDのうちサイズが大きい分と、顧客が要求する項目については、ソウル半導体を介してパッケージなどを製作する計画」としながらも「小型製品は、外販に積極的に乗り出す計画だ」と明らかにした。ソウルバイオシスは、すでに昨年、パッケージングのないLEDのワイカップ(WICOP)外販に乗り出している。

この代表は「UV LEDチップ市場では、ソウルバイオシがすでに1位である」とし、「人体に無害な環境技術UV LED(商品名バイオレス)は、中国ハイアールなどにも納品している」と述べた。続いて「ビクセルは、センサと通信分野の需要増加により高い成長が予想される」とし、「ワイヤレスイヤホンなどウェアラブル製品と通信の分野においてビクセル売上も可視化される」と明らかにした。ビクセルは3D顔認識と近接センサーの必須素子だ。

ソウルバイオシスは、今後の売上高比の研究開発(R&D)の割合を現在の12〜13%のレベルから2年以内に6〜7%の水準に減らす計画だという。利益率を向上させることができるという判断からだ。イ・ジョンドク代表は「マイクロLEDとUV LED、ビクセルなど、今後10年を導く第2世代LED技術の特許をすべて確保し、競合他社との差別化した」とし「一般照明市場では、既存の特許で競合他社を制圧することができるだろう」と明らかにした。続いて「中国政府の補助金も従来の4分の1に減った」と説明。ソウル半導体が保有していた特許1万4000件のうち、ソウルバイオシス保有の特許は4000件であるという。

ソウルバイオシスは、ソウル半導体の子会社として、LEDチップの研究開発と製造に特化した企業であり、2002年に日本のベンチャー企業であるナイトライド・セミコンダクターズ(Nitride Semiconductors)との協力協定により設立された。グローバルLED専門メディア「LEDインサイド」によると、ソウルバイオシスは、グローバル市場においてシェア4位を記録しており、特にUV LED市場では大手の競合他社を抜いて1位を記録している。


 
 
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