サムスンのQLEDテレビ、前年比50%増の~800万台出荷へ

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サムスンのQLEDテレビ、前年比50%増の~800万台出荷へ

韓国メディアによると、サムスン電子は今年、同社の量子ドット発光ダイオード(QLED)TVを700万〜800万台出荷する計画であるという。昨年の出荷量532万台と比べて最大50%増えた形となる。

サムスン電子のQLED TVは、発光ダイオード(LED)のバックライトユニットに量子ドット(QD)の性能向上フィルムを付着して液晶表示装置(LCD)パネルの色再現性を向上させる製品だ。 LCD TVにQD-LEDバックライトを取り付けた構造だ。

サムスン電子が計画通りに今年QLED TVを800万台出荷すれば、プレミアムTV市場におけるプレゼンスがより大きくなる。また、フィルムやQD材料を供給する韓国企業も恩恵を受ける。

昨年、サムスン電子のQD-LED TVの出荷台数は600万台レベルであると把握された。有機発光ダイオード(OLED)TVの出荷量300万台の二倍の規模だ。 OLED TVはLG電子が主導している。昨年、サムスン電子のQD-LED TV市場におけるシェアは約90%(532万台)であり、LG電子のOLED TV市場シェアは約65%(165万台)であった。

QD-LED TVは、サムスン電子のほか、米国ビジオ、中国のTCL、ファーウェイ、ハイセンスも生産する。昨年ビジオは「P-シリーズクォンタム」TVを38万台出荷した。 TCLは、「QLED TV」を5万台、ファーウェイは、「オナービジョン(HONOR Vision)TV」を5万台、ハイセンスは「ULED TV」3万台を販売した。韓国メディア・ジイレックによると、これらの企業は今年も生産量を増やす予定であるという。

サムスン電子は昨年の世界TV市場において、金額(30.9%)および販売量(19.8%)の両方でシェア1位を記録している。販売量基準では14年連続で1位だ。サムスン電子の全TV販売中QLED TVの割合は前年比二倍の12.1%に上昇した。

昨年金額ベースのシェア順位は1位のサムスン電子に続き、△2位LG電子(16.3%)△3位のソニー(9.4%)△4位ハイセンス(6.4%)△5位TCL(6.4%)の順だった。販売量基準では、1位のサムスン電子に続き、△2位LG電子(12.2%)△3位TCL(9.2%)△4位ハイセンス(7.8%)△5位シャオミ(5.8%)が続いた。中国企業は、低価格品を前面に出して販売量基準シェアを増やしている。

サムスン電子は2500ドル(約300万円)以上のプレミアムTV市場でも金額ベースのシェアが52.4%であった。 2位のソニー(24.7%)の倍以上となっている。 75インチ以上の超大型TV市場でも、サムスン電子は売上高基準のシェアが49.6%で1位だ。次に、△2位のソニー(19.1%)△3位LG電子(18.2%)と続く。


(写真:サムスン電子のQLEDテレビ:同社提供)


 
 
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