サムスンSDIがハンガリー工場にノッチング装置を導入。EV電池生産の拡大・安定化のため

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サムスンSDIがハンガリー工場にノッチング装置を導入。EV電池生産の拡大・安定化のため

サムスンSDIが自社のハンガリー工場でレーザーノッチング(Notching)装置の適用を拡大するようだ。韓国メディア・ジイレックによると、当初、サムスンSDIはスタッキング(Stacking)工程にレーザーノッチグ装置は使わない予定だったが、高速バッテリーの生産量拡大のために、いくつかの生産ラインでは、従来のような工法を適用することにしたものと解釈した。
同紙によると、韓国のフィル•オプティクス社(PHILOPTICS)が、サムスンSDIから、ハンガリー・ゲッド工場に適用するノッチング機器の受注を受けたという。規模は28台。早ければ年内に半分の14台が供給され、残りの半分は順次生産が行われるとのこと。

同紙によると、フィル•オプティクスが受注した28台の機器は、2つの生産ラインの規模を念頭に置いたものとされ、すでにストック工程のためのスタック装置も作っているという。
ノッチング装置は、バッテリー素材の陽極と陰極タブ(Tab)を作るための工程に使われる。これまでサムスンSDIは、正極材、分離膜、陰極材などのバッテリー素材を巻き取った「Jelly roll」を造成する「ワインディング(Winding)」工法にレーザーノッチングを活用してきたとされる。しかし、今後生産される第5世代(GEN5)バッテリーは、ワインディングの代わりにバッテリー素材が積層されるスタッキング工法が適用されると同紙は指摘する。スタッキング工程に適したレーザーノッチ技術はまだ開発中であるという。しばらくはプレスノッチングが必要であるという。
フィル・オプティクスのレーザーノッチ機器の単価は30億ウォン(約2億6218万円)と推定される。ロール・ツー・ロールとレーザ光源コストだけで10億ウォン(約8739万円)以上である。
サムスンSDIのハンガリー工場への投資は2030年まで続く。中長期目標は第1工場と第2工場をすべてで2030年までに月1800万セルだ。第1工場が月に600万セル、2工場は月に1200万セルと設定されている。
総投資額は約1兆2000億ウォン(約174億6480万円)規模である。フィル•オプティクスは、物的分割でバッテリー事業を担当する子会社としてピービーエム(PBM)を設立した。4月1日に正式に発足する。

(写真:サムスンSDIの電気自動車バッテリー/同社提供)


 
 
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