中国CSOT、OLEDパネルの生産に支障

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中国CSOT、OLEDパネルの生産に支障

中国のディスプレイメーカーCSOT(华星光电)が新型コロナウイルス感染症(コロナ19)により、有機発光ダイオード(OLED)パネルの生産に支障をきたしている事が明らかになった。シャオミやレノボなどの顧客へのパネル出荷時期も、当初の計画より遅れる見通しであるとのこと。
韓国メディア・ジイレックによると、CSOTの中国武漢工場(T4)で生産するフレキシブルOLEDパネルの量産が困難に陥っているという。 T4はCSOTが最初にOLED生産ラインを設けた工場である。

同紙によると、CSOTはコロナ19の拡散後もT4工場を継続稼動してきたが、武漢がコロナ19の発祥地である事から、人材や部品不足などに直面していたという。武漢政府も今月10日から、通常勤務する様に措置を下した状態であるが、同紙によると、10日以降も労働力と部品が正常に供給されるまで時間がかかる見通しであるとのこと。 CSOTは今月シャオミのフラッグシップスマートフォンである、「Mi10」シリーズ用フレキシブルOLEDパネルを量産する計画であったが、実際は早くとも今月末に可能になると同紙は予想する。「Mi10」シリーズの発売日は今月27日である。
CSOTはOLED量産ラインの稼動は初めてだが、サムスンディスプレイと「Mi10」シリーズ用フレキシブルOLEDパネルの出荷に成功している。シャオミが先月公開した「Mi10」と「Mi10 Pro」は全て6.67インチフレキシブルOLEDと曲面・ホールデザイン・タッチ一体型技術を適用しており、ディスプレイ上のカメラホールの直径は2.6mm程だ。
タッチ一体型技術とは、OLEDセル上にタッチ電極を載せる技術でありタッチ工程を内製化しているため、別途タッチスクリーンパネル(TSP)を必要としない。また、薄膜封止材(TFE)上にタッチ電極を載せているため、OLEDモジュールの厚さ自体も薄くなっている。当時CSOTは「ホールデザインとオンセルタッチの両方を適用したフレキシブルOLEDパネルの量産は、サムスンディスプレイ続き二番目である」と強調した。 
同紙によると、CSOTはモトローラ(レノボ子会社)のフォルダブルフォンレーザーへのOLEDパネル出荷にも支障が出ているようだ。 CSOTは1月だけでレーザー用6.2インチOLEDパネルを5000〜1万個供給する予定であった。同様にコロナ19で、パネルとレーザー完成品の生産が延期になったという。 CSOTは台湾AUOとレーザーのOLEDパネルセカンドベンダーであり、ファーストベンダーは中国BOEである。
CSOTは加えて、レノボの6.67インチフレキシブルOLEDパネルも納品するとされている。コロナ19により、全体的な生産スケジュールが遅れている中、徐々に回復が予想されるスマートフォンの需要もこれに影響するものと思われる。
(参考記事:「中国CSOTがサムスンと同水準のOLEDパネル商用化か」
(参考記事:「新型肺炎で支障が出る中韓のディスプレイメーカー」)


 
 
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