エコプロビーエム社、NCMA正極材を生産へ

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エコプロビーエム社、NCMA正極材を生産へ

韓国最大のリチウムイオン電池正極材メーカーであるエコプロビーエム社(에코프로비엠/ECOPRO BM)が製品群の拡大に乗り出すようだ。韓国の電子系メディア・ジイレック紙によると、同社は電気自動車(EV)のバッテリー用のNCMA(ニッケル・コバルト・マンガン・アルミニウム)正極材を出す計画だという。 NCMAは、韓国ではLG化学をはじめ、ポスコケミカル、エルエヌエフ社なども開発しており、メーカー間の競争が一層激しくなる可能性がある。
(参考記事:「[特集]”コリアンスリー”によるEV電池・正極材の確保競争」)
17日、エコプロビーエムは、ニッケルの含有量が80%以上であるハイニッケル正極材NCMAを市場に投入する。同紙によると、韓国の浦項(ポハン)にあるCAM5工場で生産されるものとみられ。早ければ上半期中に顧客に供給する予定であるという。 CSG(ハイニッケル正極材の商品名、ニッケル含有量80%以上)とNCA(ニッケル・コバルト・アルミニウム)と共にハイニッケル正極材の製品群を拡大したいものと思われる。
NCMAは、ニッケル・コバルト・マンガンに少量のアルミニウムを加えた正極材だ。コストの割合が高いコバルトを少なく使いながら、エネルギー密度を高めるために、ニッケルとアルミニウムを適切に使用したのが特徴である。
現在、NCMAは、主要な正極材メーカーが開発中である。最近LG化学と米国に共同でバッテリー工場を建設することにしたゼネラル・モーターズ(GM)は、NCMA正極材を次世代電気自動車プラットフォームに適用すると発表した。ポスコケミカルやエルエヌエフも来年から発売する予定であるとジイレックは伝えている。
正極材は電気自動車バッテリーの4大素材(正極材、負極材、分離膜、電解液)の一つであるが、コスト比率が最も高く、同コストの40%前後を占めるとされる。市場調査会社SNEリサーチによると、昨年11月までの集計では、全世界のエコカー(EV、PHEV、HEV)用電池正極材のうち、NCM523(ニッケル・コバルト・マンガンの割合5:2:3)、NCM811(ニッケル・コバルト・マンガンの割合8 :1:1)などNCM系の市場シェアが55.3%に達したという。


 
 
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