サムスン「ギャラクシーS20」、序盤の販売量が不振

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サムスン「ギャラクシーS20」、序盤の販売量が不振

サムスンの「ギャラクシーS20(Galaxy S20)」シリーズの出だしが不調のようだ。新型コロナウイルスの影響などにより、序盤の販売量が振るわないという。韓国各紙が報じている。
サムスン電子の新作フラッグシップスマートフォンである「ギャラクシーS20」シリーズの販売台数が当初の予想を下回るようだ。昨年末、サムスン電子は「ギャラクシーS20」シリーズの今年の販売台数を3500万台前後と予想した。しかし、電子系メディア・ジイレックによると、「ギャラクシーS20シリーズは、現在の在庫がたまっている」という業界関係者のコメントを紹介。別の関係者は「最近、ギャラクシーS20シリーズ用の部品注文が減少した」と述べたという。
先月27日までだった同製品の事前予約も今月3日まで1週間延長されていた。同製品の販売不振については、すでに事前予約開始翌日の28日からチョソンビズが報じていた。同紙は、移動通信業界の情報などから、同製品が前作の「S10」シリーズ40%台の販売量(通信開通量)となっていると伝えていた。
韓国メディアの指摘を総合すると、同製品の不振理由は、新型コロナウイルス感染症(コロナ19)と、通信キャリアによる補助金の縮小が影響したようだ。昨年「ギャラクシーS10」は当時50万ウォン(約4.3万円)を上回る通信キャリアによる購入補助金があったが、「ギャラクシーS20」は20万ウォン(約1.7万円)前後に減った。コロナ19により消費心理も萎縮した。一方で、韓国の時事週刊誌(SISA Weekly)は、「価格ほどスマートフォンが革新的ではないからだ」という見方も伝えている。
ちなみに、「S20」のモデル別で最も予約量が多かったとのは「S20 Ultra」であり、ジイレックによると全体予約量の50%を超えたという。
今後、コロナ19による市場の萎縮や競合他社の新製品発売の影響を受けると予想されるが、中国に生産設備が密集するファーウェイやアップルのスマートフォン出荷量が支障をきたすことも予想されている。製品の供給では、サムスンが相対的に有利ではあるが、市場の委縮に関しては、同じ条件となる。去る6日、韓国など20カ国で発売されたギャラクシーS20は今月末までに130カ国で発売予定である。
ギャラクシーSシリーズの販売台数は年々減少傾向を描いている。業界によると、ギャラクシーS5(2014年)からS7(2016年)までは発売後1年間で4000万台以上が売れた。S8(2017年)は、3800万台、S9(2018年)は3200万台、S10(2019年)は3600万台売れたと推定されている。累積販売量ではS4(2013年)の7000万台が最も多い。
(参考記事:「[特集]サムスンの中国スマホ市場奪還は可能か?(上)」)
(参考記事:「[特集]サムスンの中国スマホ市場奪還は可能か?(下)」)


 
 
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