ファウンドリ市場、サムスンとTSMCとのシェア差拡大か

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ファウンドリ市場、サムスンとTSMCとのシェア差拡大か

今年第1四半期の全世界のファウンドリ(半導体受託生産)市場において、サムスン電子と台湾TSMCの格差がさらに広がる見通しだ。韓国各紙が報じた。
20日、市場調査機関のTrendForce(トレンドフォース)は、サムスン電子のファウンドリ市場シェアが昨年の第1四半期の19.1%から今年第1四半期は15.9%に低下すると予想した。台湾のTSMCのシェアは54.1%で、前年同期より6%ポイントも増加する見通しである。
これにより、両社のシェア格差は、昨年第1四半期の29%ポイントから、今年第1四半期の38.2%ポイントへと大幅に広がる見通しだ。最近開かれたサムスン電子の株主総会において、TSMCとのシェアをどのように縮めるのかという株主からの質問に対し、キム・ギナム同社副会長は「今後、ファウンドリ市場は先端プロセスで決定されるだろう」とし「そのような面でサムスンが台湾の大企業(TSMC)に負けることは絶対になく、実際多くの顧客を最近引き寄せている」と答えていた。
TrendForce(トレンドフォース)は、TSMCの需要は安定しており、7ナノプロセスの一部も顧客社から予約を受けているとし発注を受けているとし、12ナノプロセスと16ナノプロセスの生産量も90%以上を維持していると伝えた。
サムスン電子に関しては、5Gモデムチップ・モバイル・アプリケーション・プロセッサ(AP)を結合したシステム・オン・チップ(SoC)、高解像度のイメージセンサー(CIS)、OLEDディスプレイ・ドライバチップ(OLED-DDIC)の生産量が増えたと評価された。また、極紫外線工程(EUV)と8ナノプロセスの拡大を通じて、全体の売上高のうち先端プロセス製品の比重が高くなっているとも分析した。
ただし新型コロナウイルス感染症の影響が業績に影響を与える可能性についても触れた。
TrendForce(トレンドフォース)は今年第1四半期のファウンドリ業界の売上高が前年同期比より30%増加すると予想した。ファウンドリ事業の特性から、前四半期に顧客からの事前受注があったことや、新型コロナウイルス感染症のために、在庫を蓄えておく必要があったことが考えられる。
だが、新型コロナウイルス感染症が韓国、日本、アメリカ、ヨーロッパまで急速に感染拡大していることから、第2四半期から影響が本格化するとの見方だ。


 
 
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